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COLUMN

ラミネートベニアが1本だけの治療に向かない理由とは?実際の症例も紹介

ラミネートベニアは歯に極薄のチップを取り付けて、歯の色や形を改善する治療法ですが、前歯の1本だけにラミネートベニアを行うことは可能なのでしょうか。

実は、ラミネートベニアは様々な理由により1本だけの治療は難しい場合があります。

この記事では、ラミネートベニアを1本だけ行うことが難しい理由と治療に適した本数について解説します。

丸の内帝劇デンタルクリニックでは、歯を削らないラミネートベニアを行っています。

治療をご検討中の方は、ぜひ当院にご相談ください。

ラミネートベニアを前歯1本だけ行うのが難しい理由

ラミネートベニアは通常、前歯数本に対して行われる治療であり、1本だけの治療には向いていないことがあります。

ラミネートベニアが1本だけの治療に向かない理由には次のようなものがあります。

  • 周囲の歯と色が合わない
  • 歯の厚みに違和感が出てしまう

以下で、これらの理由について詳しく解説します。

周囲の歯と色が合わない

ラミネートベニアを1本だけに行う場合、周囲の天然歯との色の違いが目立つ可能性があります。

ラミネートベニアはオールセラミック治療なので、変色がしやすい方法ではありません。

しかし、セラミッククラウンに比べると色の調整が不利であり、一本のみの治療に向きません。

歯の厚みに違和感が出てしまう

ラミネートベニアを1本だけ行う場合、その1本だけに厚みが出てしまい、違和感が生じる可能性があります。

通常、使用されるチップは極薄のものですが、それでも天然歯と比べると若干の厚みがあります。

そのため、1本だけに治療を施すと、その歯だけが他の歯と比べて異なる厚みを持つことになります。

この厚みの違いが、口の中の感覚や見た目の違和感に繋がってしまいます

逆に厚みが許される歯並びであれば一本のみ行うことも可能です。

ラミネートベニアは何本からできる?

ラミネートベニアの治療は通常、左右対称になる本数で行われることが多く、8本、6本または10本の歯に対しての治療が一般的です。

これは口を開けたときに見える範囲の前歯に治療を行うことで、口の中の色調や形状が一貫して見えるようにするためです。

前歯に左右対称に施すことで、色が周囲の歯と自然に馴染み、違和感を感じにくくなります。

また、左右対称に治療を行うことで、口の中の歯の配置が均一になりバランスが取れます。

これにより、咬み合わせに違和感を覚えることなく食事ができ、長期間にわたって安定して使用することが可能となります。

ラミネートベニアの症例写真を紹介

丸の内帝劇デンタルクリニックで行われたラミネートベニア治療の症例を、治療を行った歯の本数ごとにご紹介します。

実際の仕上がりを確認し、治療の参考にしてください。

前歯4本のラミネートベニア

こちらの患者様は、前歯4本にラミネートベニアを行っています。

治療前、特に前歯4本の間には隙間が目立ち、いわゆる「すきっ歯」の状態でした。

4本のみで行ったケースなので、あまり審美的には揃いません。

通常ラミネートベニアは8本での治療を行うことが多いですが、患者様のご希望や歯並びの状態によっては、少ない本数での治療を行う場合もあります

前歯6本のラミネートベニア

前歯6本にラミネートベニアと歯肉整形処置を行った症例です。

治療前は、前歯2本の間が大きく開き、前歯の向きも曲がっている状態でした。また、全体的に着色も見られます。

治療後、前歯の向きが整い、隙間が埋まることで美しい歯並びが実現しました。

また、ラミネートベニアにより天然の歯とほとんど見分けがつかないほどの自然な色味が得られ、周囲の歯との調和も実現しました。

ラミネートベニアの色味は、この患者様のようにナチュラルな色から真っ白な歯まで、ご希望に合わせて色の調整が行えます

前歯8本のラミネートベニア

前歯8本にラミネートベニアを行った症例です。

この患者様は、ラミネートベニア治療に加えて、歯と歯肉のバランスを整える歯肉整形処置とホワイトニングも行っています

この組み合わせにより、歯並びや歯の色、形状などを総合的に改善することが可能となります。

治療前、患者様の歯は先端が凸凹しており、やや不均一な印象がありました。

しかし、ラミネートベニア治療を施すことで、歯の先端のラインが整い、より整った印象を与えることができました。さらに、歯の色や形も整えられ、口元全体が美しくなりました。

前歯8本にラミネートベニアを施すことで、笑った際に見える歯をほとんどカバーでき、自然な仕上がりを実現することができます。

丸の内帝劇デンタルクリニックの削らないラミネートベニア

丸の内帝劇デンタルクリニックでは、歯を削らないラミネートベニアを行っています。

従来の治療法では、ラミネートべニアを取り付けるために歯を削る必要がありました。

しかし、削らないラミネートべニアでは歯を削る必要がないため、健康な歯を傷つけずに歯の色や形の改善をすることが可能です。

これにより、複数の歯にラミネートベニア治療を行うことに不安を感じている方でも安心して治療を受けられます。

歯並びや見た目を改善したい方はぜひ丸の内帝劇デンタルクリニックでご相談ください。

丁寧なカウンセリングにより、理想の仕上がりを実現するために最適な治療をご提案させていただきます。

医師プロフィール

阿部 洋太郎

日本大学松戸歯学部を卒業後、歯科保存学入局
千葉県の歯科医院、都内の歯科医院にて勤務
松島歯科・新橋インプラントオフィスにて副院長およびインプラントオフィス所長を兼務
日本大学大学院松戸歯学研究科を卒業
(インプラントと口腔粘膜病変の研究、コラーゲンとエラスチンの研究、カンジダと癌の研究)

審美歯科、ラミネートベニアを専門的に行っており、日本各地や海外からのご来院にも対応している

詳しい経歴や医師の想いについては、医師の紹介ページをご覧ください。