今日(日曜日)は東京駅八重洲で、大阪、神戸や東北など全国から、実力あり知名度ありの歯科医院さんが集まり「医院の取り組み」を講演するセミナーがあり、後輩と一緒に参加してきました。

土地柄、地域柄が様々な歯科医院の取り組みを勉強してきました。

私は新橋のオフィス街での勤務が長かったため、小児歯科の分野では経験不足の自覚があるのですが、やはり今後はさらに勉強し多くの患者様のニーズに応えて行けるようにと感じました。
今回の講演では、小児というより乳児期もしくは胎生期からの姿勢・咬合の治療について興味が湧き、是非とも勉強を始めたいと思いました。
子供を思う母親の気持ちは暖かくそして強いと思います。
それを手助けできる医療は本当に価値があるものだと思います。

また、より身近な分野では以前より導入を考えていた虫歯治療・歯周病治療として、バクテリアセラピーについても最新の情報を得ることができました。
今後により詳しく取り上げる機会があると思いますが、口腔内の細菌環境を改善し、虫歯と歯周病に強い体質へ改善する治療法です。

虫歯と歯周病は細菌感染症です。
口腔内の常在菌は、いわゆる悪玉菌(病原菌)の割合が非常に多いのが特徴です。
なので、口腔清掃(歯ブラシ・フロッシング)や歯周病治療が必要で重要なのです。

歯ブラシをしても歯周病治療をすると口腔内の病原菌が少なくなりますが、絶対に0にはなりません。
バクテリアセラピーは口腔内の病原菌を抑制する善玉菌を摂取します。病原菌を抑制し善玉菌を増やすことで、口腔内の細菌環境を改善する治療法です。

歯周病治療後にこの治療を行うと、細菌学的に虫歯・歯周病になりにくい環境になります。
そして、予防の効果が長く続き、再発のリスクが低くなります。

北欧スウェーデンの先進的な考えによる、一歩進んだ予防歯科です。

今後、安全性やエビデンスを精査して当院でも導入の可能性を検討して行きます。
歯科でも特に予防歯科は、今後さらに発展していく分野です。
最新ではなく最良の治療を患者様に提供する医院であり続けたいと思います。

医師プロフィール