歯の変色が気になる、軽度な歯並びが気になるときは、審美歯科ではラミネートべニアという施術を推奨することがあります。
ラミネートベニアは、少ない通院回数でこれらの悩みを解決できるため注目されていますが、適応外となってしまう歯もあるため事前に確認が必要です。
この記事では、ラミネートべニアができない歯について詳しく説明するとともにラミネートベニアがおすすめの症例もお伝えします。
なお、丸の内帝劇デンタルクリニックではラミネートベニアの施術を行っていますのでお気軽にご相談ください。
ラミネートベニアができない歯はあるのか
ラミネートベニアは、歯の審美性を高めるために選ばれる方法のひとつですが、適応外となってしまうケースがあります。
出っ歯や歯の重なりが大きい、歯や口腔内に何らかの問題が生じている、歯並びが極端に悪い、欠損部が多い場合などはラミネートべニアを行うことができません。
適応外となるケースを詳しくみていきましょう。
出っ歯や歯の重なりが大きい場合
ラミネートべニアは、薄い付け爪のようなセラミックを装着し、歯を美しく見せることができる施術です。
歯に貼り付けるため、出っ歯や歯の重なりが大きいと歯にボリュームが出てしまうことになり、装着が難しくなります。
虫歯がある場合
進行性の虫歯がある場合、まずは虫歯の治療を行うことが先決です。
虫歯の治療が終わった後で、ラミネートべニアが適応可能な場合は施術を行うことができます。
歯肉炎や歯周病がある場合
歯肉炎や歯周病がある場合は、まずはそちらの治療を優先します。
治療が完了し、ラミネートべニアが適応可能な場合は施術を行うことができます。
すぐに歯を白くしなければならない場合
ラミネートべニアは、診断から治療完了まで最低でも3週間はかかります。
今すぐに歯を白くしたいときは、ホワイトコートと呼ばれる歯のマニキュアを選択することも可能です。ただし応急的な方法なので強度やキレイな仕上がりは期待できません。
噛みしめや歯ぎしりの癖がある場合
噛みしめや歯ぎしりなどがある場合、ラミネートべニアを装着しても脱離してしまう可能性があります。
脱離のリスクも理解した上で治療を進めていくならば、慎重に計画を立てる必要があるため、ラミネートベニアの治療に詳しい専門医師のもとで施術を受けましょう。
奥歯の治療がしたい場合
ラミネートべニアは、歯の位置により施術が難しいことがあります。
薄い板のようなものを歯につけますので、綺麗に貼り付けることができない強い咬合力がかかる奥歯には向かない治療となっています。
歯の欠損があったりかみ合わせが悪い場合
薄い板のようなラミネートべニアは、歯のかみ合わせの状態により、割れたり欠けてしまうリスクがあります。
かみ合わせが悪いと装着が難しいと判断されることもありますが、矯正治療や奥歯の補綴治療で咬み合わせの改善を行った後に装着できることもあります。
歯並びが悪い場合
歯並びが悪いと、ラミネートべニアがうまく装着できない可能性があります。
そのような場合、歯並びを綺麗にする矯正治療を行った後にラミネートべニアを行う方が良いでしょう。
適応外でも施術ができる場合もある
ラミネートべニアをつけることが難しいと判断されても、装着できない原因が虫歯や歯周病、歯並びの問題であれば、それらを解決する治療を先に行えばラミネートべニアの施術を受けることができる可能性は高くなります。
ただし、先に問題となる症例の治療をするため期間と費用が多くかかってしまうといったデメリットはあるでしょう。
まずは、ラミネートべニアの施術を行っているクリニックで相談してみてください。
ラミネートべニアの適応は?
ラミネートべニアがどのような場合に適応外となるのかは分かりましたが、適応となるのはどのような場合なのでしょうか。
ラミネートべニアが適しているのは、下記のような症例です。
着色歯や変色歯
ラミネートべニアを装着すれば、歯の黄ばみや黒ずみなどが気にならなくなります。
黄ばんだ歯や茶色い歯、黒ずんだ歯などが部分的に気になるというお悩みなら、ラミネートベニアがおすすめです。
すきっ歯
ラミネートべニアは、すきっ歯を改善できます。
正中離開、空隙歯列がラミネートベニアを取り付けることで目立たなくなります。
前歯の歯列を整える
ラミネートベニアは上前歯の治療に最適な方法です。
前歯が少しがたついている、不揃いな歯並びには、ラミネートべニアで見た目を改善できます。
ただし、大きながたつきがある場合や数本がたついている場合は難しいケースがあるので、まずはご相談ください。
歯の形を整える
欠けてしまった歯やすり減っている歯など、形態不良の歯もラミネートべニアで整えることが可能です。
ラミネートべニアは削らない方法がおすすめ
ラミネートべニアの施術を検討されているなら、丸の内帝劇デンタルクリニックで相談してみてください。
丸の内帝劇デンタルクリニックでは、従来までの歯を削る方法ではなく、削らないラミネートべニア施術が可能です。
歯を削らずに行えるため、歯が弱くなってしまう心配もありません。
天然歯をダメージせずに、歯の審美性を高めることができる方法です。
まずは、適応となる事例かどうか診察を受けて確認してみましょう。
医師プロフィール
阿部 洋太郎
日本大学松戸歯学部を卒業後、歯科保存学入局
千葉県の歯科医院、都内の歯科医院にて勤務
松島歯科・新橋インプラントオフィスにて副院長およびインプラントオフィス所長を兼務
日本大学大学院松戸歯学研究科を卒業
(インプラントと口腔粘膜病変の研究、コラーゲンとエラスチンの研究、カンジダと癌の研究)
審美歯科、ラミネートベニアを専門的に行っており、日本各地や海外からのご来院にも対応している
詳しい経歴や医師の想いについては、医師の紹介ページをご覧ください。