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COLUMN

インプラントの歴史について歯科医が解説

現代の歯科治療において重要な役割を果たすインプラント。

実は、その歴史は古く、失われた歯を人工的に補う試みは、遥か昔から存在していました。

以下簡単に解説していきます。

インプラントに興味ある方は丸の内帝劇デンタルクリニックにご相談ください。

古代ローマ時代のインプラント

特に注目すべきは、古代ローマ時代の発見です。

紀元2~3世紀の人骨から、上顎骨に埋め込まれた鉄製のインプラントが見つかりました。

これは、当時から既に人工的な歯の補綴が行われたことを示唆しています。

中南米の貝インプラント

さらに興味深いのは、中南米のマヤ文明における発見です。

紀元7世紀の遺跡から、20代の女性の下顎骨に貝で作られたインプラントが見つかりました。

このインプラントには歯石が付着しており、長期間機能していたことが分かります。

これは、当時の審美歯科的なアプローチを示しているかもしれません。

もちろん、この時代と現在のインプラント治療とは全く違うものであったようですが・・・。

でもでも、非常に面白い雑学だと思います。

古代から現代への進化

これらの古代の例は、現代のインプラント治療とは異なりますが、歯科治療の歴史において非常に重要な発見です。

これらの知見は、現代のインプラント治療の基礎となる重要なステップであり、歯科医学の進化を物語っています。

現代インプラント治療への道

20世紀に入ると、インプラント治療は大きく進化しました。

特に、1952年にペル・イングヴァール・ブローネマルクによるオッセオインテグレーション(骨とインプラントの結合)の発見は、現代インプラント治療の基礎を築きました。

これにより、インプラントはより安定し、長期的な解決策としての地位を確立しました。

インプラント治療の現在と未来

現在、インプラント治療は高度に発展し、多くの患者にとって最適な選択肢となっています。

デジタル技術の進歩により、より精密で効果的な治療が可能になっています。

今後も、この分野の技術革新は続き、より多くの人々の生活の質を向上させることでしょう。

まとめ

インプラント治療の歴史は、古代から現代に至るまで長い道のりを経てきました。

古代の試みから現代の高度な技術に至るまで、この分野は常に進化し続けています。

これらの進歩は、歯科治療の未来においても重要な役割を果たすことでしょう。

インプラントに興味ある方は丸の内帝劇デンタルクリニックにご相談ください。

丸の内 帝劇デンタルクリニック

東京都千代田区丸の内3-1-1帝劇ビルB2F

TEL 03-5220-251

医師プロフィール

阿部 洋太郎

日本大学松戸歯学部を卒業後、歯科保存学入局
千葉県の歯科医院、都内の歯科医院にて勤務
松島歯科・新橋インプラントオフィスにて副院長およびインプラントオフィス所長を兼務
日本大学大学院松戸歯学研究科を卒業
(インプラントと口腔粘膜病変の研究、コラーゲンとエラスチンの研究、カンジダと癌の研究)

審美歯科、ラミネートベニアを専門的に行っており、日本各地や海外からのご来院にも対応している

詳しい経歴や医師の想いについては、医師の紹介ページをご覧ください。