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リップアートメイクは3年持つ?持続期間と効果を徹底解説

リップアートメイクとは?基本的な特徴と効果

リップアートメイクは、専用の針や機械を使って唇の浅い部分(表皮)に色素を注入する施術です。通常のメイクと違い、汗や水で落ちることがなく、きれいなリップカラーや唇の形を長期間保つことができます。

唇は顔の中でも色味がはっきりしている印象的なパーツです。血色がよくなることで顔全体が明るく若々しく見える効果があります。

メイク時間の短縮だけでなく、「唇の血色がない」「すっぴんでもきれいな唇でいたい」「口紅やティントで唇が荒れやすい」という悩みを持つ方に特におすすめの施術です。

タトゥーと似ているようで大きく異なるのは、色素を入れる深さです。タトゥーは皮膚の深い層(真皮層)まで色素を注入するため半永久的に残りますが、アートメイクは表皮層に色を入れるため、肌のターンオーバーによって少しずつ薄くなっていきます。

また、一般的なティントリップとも異なります。ティントリップは唇の角質を染めるコスメで、色持ちは1日程度。一方、リップアートメイクは1〜3年ほど効果が持続します。

リップアートメイクの持続期間は本当に3年なのか?

「リップアートメイクはどれくらい持つの?」という質問をよく受けます。結論から言うと、リップアートメイクの持続期間は平均1〜3年程度です。

しかし、この持続期間には個人差があり、肌質や代謝、ライフスタイルなどによって大きく左右されます。新陳代謝が活発な方は、通常よりも早く色が薄くなっていく傾向にあります。

唇は特に色素が定着しにくい部位です。これは、唇の皮膚が通常の肌と違って細胞が生まれ変わるサイクル(ターンオーバー)が早いためです。

また、唇は日常的に食事や飲み物、会話などで常に動いている部位でもあります。このような動きも色素の定着に影響を与え、持続期間に個人差が出る要因となっています。

リップアートメイクの持続期間に影響する主な要因は以下の通りです。

  • 肌のターンオーバー周期(新陳代謝)
  • 施術者の技術力
  • アートメイクの技法
  • 施術に使用するインクの質や種類
  • 施術に使用するインクと肌の相性
  • ダウンタイム中のアフターケアのやり方
  • 肌の状態
  • ライフスタイル(運動量、入浴習慣など)

特に重要なのが施術回数です。1回目の施術だけでは色素が均等に定着せず、ムラに感じたり色が薄く感じることがあります。年単位で長持ちさせるには、2~3回の施術を受けることが必須となります。

リップアートメイクの持続期間を左右する要素

リップアートメイクの持続期間は、様々な要素によって左右されます。ここでは、特に影響の大きい要素について詳しく解説します。

肌のターンオーバー周期

肌のターンオーバー(新陳代謝)は、リップアートメイクの持続期間に最も大きな影響を与える要素です。ターンオーバーが早い方は、色素が早く排出されるため、持続期間が短くなる傾向にあります。

年齢によってもターンオーバーの周期は変化します。若い方ほどターンオーバーが活発なため、年配の方と比べると色が薄くなるスピードが早い傾向にあります。

施術者の技術力と使用する機器

施術者の技術力も非常に重要です。経験豊富な施術者は、適切な深さに色素を入れることができるため、色持ちが良くなります。

また、使用する機器や針の種類、施術方法によっても持続期間は変わってきます。最新の機器を使用し、適切な技術で施術を行うことで、より長く効果を持続させることができます。

使用する色素(インク)の種類と質

使用する色素の種類や質も持続期間に大きく影響します。高品質な色素は定着率が高く、長持ちする傾向にあります。

また、色素の種類によっても持続期間は異なります。一般的に、無機顔料は有機顔料よりも定着率が高いとされています。ただし、無機顔料は色の選択肢が限られるため、希望の色味によっては有機顔料を使用することもあります。

私が5DENTAL TOKYO GINZAで施術する際には、安全性と持続性を両立した高品質な色素を使用しています。患者様の肌質や希望の色味に合わせて、最適な色素を選択することが重要です。

施術回数とリタッチの重要性

リップアートメイクの持続期間を延ばすためには、適切な回数の施術を受けることが重要です。一般的には、初回施術から1〜2ヶ月後に2回目の施術(リタッチ)を行うことで、色素の定着率が高まり、長持ちするようになります。

リタッチは単に同じ施術を繰り返すだけではなく、初回施術後の色の定着具合を確認し、必要に応じて調整を行う重要なプロセスです。このリタッチをしっかりと行うことで、より長く美しい状態を保つことができます。

リップアートメイクを長持ちさせるためのポイント

リップアートメイクを2年後・3年後もきれいに色持ちさせるためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。ここでは、長持ちさせるための4つの重要なポイントを紹介します。

施術前後のケアを入念に行う

唇が乾燥している状態だと色が入りにくくなります。施術前には唇を乾燥しないよう保湿し、皮むけがある場合はスクラブなどでケアしておきましょう。

施術後の唇は、ダメージを受けている状態です。医師・看護師の指示に従って、正しいケアを行うことが大切です。

直後は唇を水で濡らしたり、触ったりするのは避けましょう。傷口から細菌が侵入して、炎症を引き起こす可能性があります。できる限り触らず、そっとしておくことが必要です。

施術後の飲食は辛いものや熱すぎる・冷たすぎるものは麻酔が切れるまで控えましょう。当日に限り生のお肉やお魚は感染の原因になりますので避けましょう。

どんなに注意していても、何らかのきっかけで炎症が起こる可能性は十分ありえます。少しでも違和感を覚えたら、すぐサロンに相談しましょう。

推奨回数の施術をきちんと受ける

リップアートメイクをきれいに保つには、サロンが推奨している回数の施術を受けることが大切です。推奨回数の施術を受けないと、目指す色や濃さに到達できず満足度が下がる可能性があります。

推奨回数は、唇の状態や希望の仕上がりによっても多少異なります。まずはカウンセリングを受けて、適した回数を知ることが大切です。

費用負担が気になるからといって、施術回数を減らすのは避けましょう。特に1回だけで施術を終了させるのは、おすすめしません。色素が十分定着せず、すぐに色落ちしたり不自然に仕上がるリスクがあります。

実績豊富な担当者に施術を依頼する

リップアートメイクを2年後・3年後もきれいに色持ちさせるには、担当アーティスト選びも重要です。アートメイクの実績が豊富で、安心して任せられるアーティストを選択しましょう。

リップアートメイクの仕上がりは、アーティストの腕に左右されます。技術・経験不足な方に任せると、色素がすぐに抜けてしまうリスクがあります。熟練したアーティストは直後の仕上がりだけにとらわれず、数年後を見据えて後悔することのないよう提案をしてくれます。

熟練者はこれまでの経験から一人ひとりに合うデザインを提案する力があります。長く楽しめるデザインを作成するためにも、豊富な実績を持つ方に任せることが大切です。

色素定着後も保湿を心がける

リップアートメイクのダウンタイムが過ぎても、こまめにリップクリームで保湿しましょう。唇が乾燥すると、ひび割れや皮むけが起こりやすくなります。

特に乾燥する季節や、エアコンの効いた室内では、意識的に保湿ケアを行うことが大切です。保湿されたうるおいのある唇は、色持ちも良くなります。

また、紫外線対策も重要です。UVカット効果のあるリップクリームを使用するなど、日常的なケアを心がけましょう。紫外線は色素の劣化を早める原因になるため、しっかりと対策することで、より長く美しい状態を保つことができます。

歯科医院でのリップアートメイクの特徴と利点

リップアートメイクは美容クリニックやサロンでも受けられますが、歯科医院で受けることには独自の利点があります。ここでは、歯科医院でリップアートメイクを受ける特徴と利点について解説します。

歯科麻酔による痛みの軽減

リップアートメイクは本来痛みをともなう施術ですが、歯科医院では口腔内麻酔を使用することができます。これにより、痛みをほとんど感じることなく施術を受けることが可能です。

当院5DENTAL TOKYO GINZAでは、電動麻酔注入器を使用し、一定の圧力で麻酔液を注入することで麻酔時の痛みまでも最小限に抑えて施術いたします。

また、施術の際に多く使われている塗るタイプの麻酔では出血の予防ができませんが、歯科医院での口腔内麻酔には血管収縮剤が入っているため、施術による出血が少なく、色が定着しやすいといったメリットもあります。

歯科医師ならではの精密な施術

歯科医師は口腔周囲の解剖学に精通しており、唇の形態や機能を深く理解しています。そのため、より自然で機能的なリップアートメイクを提供することができます。

さらに手術などの外科処置で使用するサージカルルーペ(拡大鏡)を装着して施術をするので、裸眼やメガネでは確認できない微細な部分まで精密にカバーすることが可能です。

歯並びやかみ合わせ、口唇の輪郭などの要素を加味した、「歯科医師だからこそできる」リップアートメイクを提供できることが大きな特徴です。

総合的な口元の美しさを追求

歯科医院では、リップアートメイクだけでなく、歯の治療や審美歯科治療と組み合わせることで、口元全体の美しさを総合的に追求することができます。

例えば、ホワイトニングや審美歯科治療と併せてリップアートメイクを行うことで、歯と唇のバランスが取れた美しい口元を実現することが可能です。

5DENTAL TOKYO GINZAでは、「健康を犠牲にしないような審美歯科治療」をコンセプトに、患者様一人ひとりに合わせた最適な治療計画を提案しています。リップアートメイクもその一環として、口元全体の調和を考慮した施術を行っています。

リップアートメイクが薄くなったときの対処法

リップアートメイクは時間の経過とともに徐々に薄くなっていきます。薄くなってきたと感じたときには、いくつかの対処法があります。ここでは、その対処法について詳しく解説します。

コスメを使ったメイクでカバーする

リップアートメイクが薄くなってきた場合、最も簡単な対処法は通常のリップメイクでカバーすることです。リップライナーやリップスティック、ティントなどを使って、薄くなった部分を補うことができます。

アートメイクの色が残っていると、その上からメイクをすることで、より自然な発色になることもあります。また、輪郭がアートメイクで定まっているため、普段のメイクが格段に楽になるというメリットもあります。

ただし、あまりに薄くなってしまうと、メイクでカバーするのも難しくなることがあります。その場合は、次に紹介するリタッチを検討するとよいでしょう。

リタッチの施術を受ける

リップアートメイクが薄くなってきたと感じたら、リタッチの施術を受けることをおすすめします。リタッチとは、薄くなった色を再び入れ直す施術のことです。

リタッチのタイミングは個人差がありますが、一般的には施術後1〜3年程度で検討することが多いです。色が完全に消えてしまう前に行うことで、より自然な仕上がりになります。

また、リタッチの際には、前回の施術から時間が経っているため、その間の流行や好みの変化に合わせて、色味やデザインを少し変更することも可能です。これもアートメイクの大きなメリットの一つです。

完全に消えるのを待つ選択肢

リップアートメイクが薄くなってきた場合、あえて対処せず、完全に消えるのを待つという選択肢もあります。

例えば、色味やデザインに満足できなかった場合や、イメージチェンジを考えている場合などは、自然に薄くなるのを待ってから、新たに別のデザインでアートメイクを入れ直すことも可能です。

ただし、完全に消えるまでには個人差があり、場合によっては数年かかることもあります。また、完全に元の状態に戻るわけではなく、わずかに色が残ることもあるため、その点は理解しておく必要があります。

リップアートメイクの注意点と失敗を防ぐポイント

リップアートメイクは適切な知識と準備があれば、満足のいく結果を得られる施術です。しかし、いくつかの注意点があります。ここでは、失敗を防ぐためのポイントについて解説します。

事前のカウンセリングと期待値の調整

リップアートメイクを受ける前に、必ず詳細なカウンセリングを受けましょう。施術の内容や仕上がりのイメージ、リスクなどについて、しっかりと理解することが大切です。

特に重要なのは、期待値の調整です。リップアートメイクで実現できることとできないことを明確に理解し、現実的な期待を持つことが失敗を防ぐ第一歩です。

例えば、唇の形を大きく変えることや、極端な色味を出すことは難しい場合があります。また、施術直後は色が濃く出ることが多く、時間の経過とともに自然な色味に落ち着くことも理解しておきましょう。

施術者の選定と実績確認

リップアートメイクの仕上がりは、施術者の技術力に大きく左右されます。そのため、実績豊富な信頼できる施術者を選ぶことが非常に重要です。

施術者選びのポイントとしては、以下の点を確認するとよいでしょう。

  • 過去の施術例(ビフォーアフター写真)
  • 資格や経験年数
  • 使用する色素や機器の品質
  • 口コミや評判
  • アフターケアの充実度

特に医療機関でのアートメイクは、歯科医師または医師の指示の下で歯科衛生士または看護師が行う医療行為です。無資格者による施術は法律違反となるため、必ず資格を持った専門家に依頼しましょう。

アフターケアの重要性

施術後のアフターケアも、リップアートメイクの仕上がりに大きく影響します。施術者の指示に従って、適切なケアを行うことが大切です。

一般的なアフターケアのポイントとしては、以下のことが挙げられます。

  • 施術後24時間は唇を触らない
  • 施術後数日間は激しい運動や入浴、サウナなどを避ける
  • 施術後1週間程度は紫外線を避け、必要に応じてUVカット効果のあるリップクリームを使用する
  • 施術後は指示された保湿剤を使用し、唇の乾燥を防ぐ
  • 施術後数日間は辛いもの、熱いもの、色の濃い食べ物や飲み物を避ける

これらのアフターケアをしっかりと行うことで、色素の定着率を高め、きれいな仕上がりを長く保つことができます。

リップアートメイクに関するよくある質問

リップアートメイクについて、患者様からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。施術を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

リップアートメイク後にキスはできますか?

リップアートメイク直後はダメージを受けた状態のため、キスを含む唇への接触は避けるべきです。施術後約1週間程度は唇を清潔に保ち、不必要な接触を避けることをおすすめします。

完全に治癒した後(通常1〜2週間後)は、通常通りキスを含む日常生活を送ることができます。ただし、個人差があるため、完全に治癒したことを確認してから行うようにしましょう。

ヘルペスがある場合はどうすればいいですか?

現在ヘルペスが発症している場合は、完全に治るまで施術を延期する必要があります。ヘルペスがある状態で施術を行うと、症状が悪化したり、色素の定着に影響を与えたりする可能性があります。

また、過去にヘルペスの経験がある方は、施術前にその旨を必ず伝えましょう。予防的に抗ウイルス薬を処方することで、施術後のヘルペス発症リスクを低減できる場合があります。

リップアートメイクは痛いですか?

リップアートメイクは、針で色素を注入する施術のため、一般的には痛みを伴います。唇は特に敏感な部位であるため、他の部位のアートメイクよりも痛みを感じやすい傾向にあります。

しかし、当院5DENTAL TOKYO GINZAでは、歯科医院ならではの口腔内麻酔を使用することで、痛みをほとんど感じることなく施術を受けることができます。電動麻酔注入器を使用し、麻酔時の痛みも最小限に抑えています。

麻酔の効果には個人差がありますが、多くの患者様は「思ったより痛くなかった」とおっしゃっています。痛みに不安がある方は、カウンセリング時にご相談ください。

リップアートメイクのダウンタイムはどれくらいですか?

リップアートメイクのダウンタイムは、個人差はありますが、一般的には以下のような経過をたどります。

  • 施術直後〜2日目:腫れや赤みが出ることがあります。色も濃く出ます。
  • 3日目〜7日目:かさぶたが形成され、剥がれ始めます。この時期に自分で剥がさないようにしましょう。
  • 1週間〜10日後:かさぶたが自然に剥がれ、色が落ち着いてきます。
  • 2週間後:ほぼ治癒し、本来の色味に近づきます。
  • 1ヶ月後:完全に完成し、最終的な色味になります。

社会生活への影響としては、施術後1週間程度は唇の腫れや赤み、かさぶたが目立つ可能性があります。重要なイベントがある場合は、それらを考慮して施術のタイミングを計画することをおすすめします。

まとめ:リップアートメイクで叶える美しい唇

リップアートメイクは、メイクをしたような美しい唇を長期間キープできる施術です。持続期間は平均2〜3年程度で、個人差や様々な要因によって左右されます。

長持ちさせるためには、施術前後のケアを入念に行う、推奨回数の施術をきちんと受ける、実績豊富な担当者に施術を依頼する、色素定着後も保湿を心がけるといったポイントが重要です。

特に歯科医院でのリップアートメイクには、歯科麻酔による痛みの軽減、歯科医師ならではの精密な施術、総合的な口元の美しさを追求できるといった独自の利点があります。

リップアートメイクが薄くなってきた場合は、コスメを使ったメイクでカバーする、リタッチの施術を受ける、完全に消えるのを待つといった対処法があります。

失敗を防ぐためには、事前のカウンセリングと期待値の調整、施術者の選定と実績確認、アフターケアの徹底が大切です。

5DENTAL TOKYO GINZAでは、歯科医院ならではの安全で痛みの少ないリップアートメイク施術を提供しています。口元の美しさを総合的に追求し、患者様一人ひとりに合わせた最適な施術を行っています。

美しい唇は、顔全体の印象を明るく若々しく見せる効果があります。リップアートメイクで、メイク時間の短縮だけでなく、自信に満ちた素敵な笑顔を手に入れてみませんか?

詳しい施術内容やご質問については、お気軽に5DENTAL TOKYO GINZAまでお問い合わせください。あなたの理想の唇を実現するお手伝いをさせていただきます。

著者情報

歯科医師・博士(歯学)  阿部 洋太郎

略歴

日本大学松戸歯学部を卒業後、歯科保存学入局
千葉県の歯科医院、都内の歯科医院にて勤務
松島歯科・新橋インプラントオフィスにて副院長およびインプラントオフィス所長を兼務
日本大学大学院松戸歯学研究科を卒業(インプラントと口腔粘膜病変の研究、コラーゲンとエラスチンの研究、カンジダと癌の研究)

所属学会・認定資格

日本口腔インプラント学会インプラント認証医
International Society of Oral Implantology 国際口腔インプラント学会認定医
日本歯科放射線学会
歯科エックス線優良医
日本顕微鏡歯科学会
日本歯科審美学会
日本大学松戸歯学部口腔病理学非常勤講師(口腔外科疾患と顕微鏡診断の指導)
厚生労働省指定臨床研修医指導資格
マウスピース矯正 Smile TRU認定
マウスピース矯正 インビザラインGO認定 “invisalign go 100”