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リップアートメイクとは?メリットと施術方法を徹底解説

リップアートメイクとは?基本知識と特徴

リップアートメイクは、唇に専用の針で小さな傷をつけ、色素を注入する美容施術です。唇の0.04~0.2mm程度のごく浅い表皮に色素を定着させることで、ノーメイク時でも唇の血色を良く見せることができます。

血色の良い唇は、顔全体に健康的で若々しい印象を与えます。また、人中を短く見せたり、M字リップにしたりと、理想の唇の形に近づけることも可能なのです。

アートメイクは医療行為となるため、医療機関で医師または看護師の資格を持つ医療従事者しか行うことができません。当院「5DENTAL TOKYO GINZA」では、歯科麻酔を用いて痛みを抑えながら、きれいな発色で長持ちするリップアートメイクを提供しています。

リップアートメイクの費用相場は、クリニックによって異なりますが、一般的には約9万円前後です。施術は通常2回に分けて行われ、色の定着を確実にするために複数回の施術が推奨されています。

リップアートメイクの種類と特徴

リップアートメイクには、デザインによって4つの主な種類があります。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

フルリップ

フルリップは、リップラインを含めた唇全体に同じトーンで色素を入れる施術です。唇の色ムラが気になる方や、全体的に血色を良くしたい方におすすめです。

輪郭から内側まで均一に着色するため、はっきりとした印象の唇になります。ノーメイクでも口紅を塗ったような仕上がりになるので、メイク時間の短縮にもつながるでしょう。

リップライン

リップラインは、唇の輪郭のみに色素を入れる施術です。輪郭のくすみが気になる方や、唇の形をはっきりさせたい方に向いています。

ただし、輪郭のみにアートメイクを入れると、ノーメイク時に唇のフォルムだけが浮いてしまう可能性があります。自然に見せるためには、リップメイクを併用するか、フルリップやグラデーションリップを選ぶとよいでしょう。

グラデーションリップ

グラデーションリップは、リップラインの施術に加え、外側から内側に向けて唇の色が薄くなるように色素を入れる方法です。唇に立体感を出したい方や、ぽてっとした可愛らしい印象を演出したい方におすすめです。

自然な血色感が出るため、ナチュラルメイク派の方にも人気があります。日本人に多い唇のくすみを改善したい場合にも効果的です。

シャドウリップ

シャドウリップは、唇の内側から外側に向けて色が薄くなるように色素を入れる施術です。グラデーションリップとは逆の色の入れ方になります。

唇の輪郭をぼかしたデザインがお好きな方や、唇をやわらかく見せたい方におすすめです。ふんわりとした印象の唇に仕上がります。

リップアートメイクのメリット

リップアートメイクには、多くのメリットがあります。日常生活の中で感じる唇の悩みを解決してくれる施術なのです。

唇の色味を改善できる

日本人は唇の色が元々くすんでいる方が多く、すっぴんの状態では血色が悪く不健康に見られがちです。リップアートメイクを施すことで、ご自身の肌の色に合ったカラーを選択でき、唇の血色を良くすることができます。

血色の良いカラーを入れることで、顔全体が若々しく健康的な印象になるでしょう。メイクをしていなくても、いつでも美しい唇の色を保つことができます。

唇を好きな形に整えられる

唇の形が生まれつき左右非対称な方や、唇が薄いなどのお悩みをお持ちの方も、リップアートメイクで解決できます。染料の入れ方を調整したり、リップラインをオーバー気味に入れたりすることで、唇を好きな形に近づけることが可能です。

また、口角が上がったように見えるようデザインすることで、顔が全体的にリフトアップして見える効果も期待できます。人中を短く見せることもできるため、若々しい印象を与えることができるのです。

色落ちしない

リップアートメイクは皮膚の表皮に染料を入れるため、メイクを落とす必要がなく、汗をかいたり顔が濡れたりしても色落ちしません。飲食をした際に塗り直す必要がなく、マスクにリップの色がつかないというメリットもあります。

特に忙しい朝の時間や、外出先でのメイク直しの手間が省けるのは大きなメリットです。水に濡れても色落ちしないため、海やプールでも安心して楽しめます。

メイクの時間・手間を短縮できる

色素が定着すると色味を1~3年程度保つことができるため、これまでリップのメイクにかけていた手間や時間を大幅に短縮できます。毎日のメイクが楽になり、時間に余裕ができるでしょう。

特に、唇の輪郭が不明瞭で、リップメイクに時間がかかっていた方には大きなメリットとなります。

安全性が高い

医療機関で行われるリップアートメイクは、医師や看護師といった医療従事者が施術を行うため、安全性が高いのが特徴です。使用される色素も医療用に認可されたものを使用しているため、アレルギー反応などのリスクを最小限に抑えることができます。

当院では、歯科麻酔を用いることで痛みを抑えながら施術を行っており、患者様の負担を軽減しています。

リップアートメイクのデメリット・注意点

リップアートメイクには多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットや注意点も存在します。施術を検討する前に、これらの点もしっかりと理解しておきましょう。

一度入れるとデザインや色味の変更が難しい

リップアートメイクは、一度施術すると簡単にデザインや色味を変更することができません。色を薄くしたり完全に除去したりするには、レーザー治療などの別の施術が必要になる場合があります。

そのため、施術前のカウンセリングでは、希望するデザインや色味について十分に相談し、納得のいく選択をすることが重要です。当院では、患者様のご希望に合わせて丁寧なカウンセリングを行っています。

ダウンタイムがある

施術後は、腫れや赤みなどのダウンタイムが発生します。施術当日から2日程度は腫れが見られ、全体のダウンタイムは約1週間程度です。この期間中は、唇が乾燥しやすくなっているため、保湿ケアが必須となります。

4~5日頃からはポロポロとかさぶたの薄い皮が剥がれ始めますが、無理に剥がさないよう注意が必要です。かさぶたを剥がすと色素が定着しなかったり、色ムラができたりする原因になります。

他の部位より痛みや腫れが出やすい

唇は皮膚が薄く神経が集中している部位のため、眉やアイラインなど他の部位のアートメイクと比較して、施術時の痛みを感じやすい傾向があります。また、腫れも出やすいため、重要な予定がある前には施術を避けた方が良いでしょう。

当院では歯科麻酔を用いることで痛みを最小限に抑えた施術を行っていますが、個人差があることをご理解ください。

数回クリニックに通う必要がある

リップアートメイクは、一度の施術では色素が十分に定着しないことが多いため、通常2~3回の施術が推奨されています。唇は特に色素が定着しにくい部位であるため、複数回の施術が必要となります。

各施術の間には、一定の期間(通常1~2ヶ月程度)を空ける必要があるため、完成までにある程度の時間がかかることを考慮しておきましょう。

半永久的に効果が持続するわけではない

リップアートメイクは「半永久メイク」とも呼ばれますが、実際には効果は永久的ではありません。唇のターンオーバー(肌の生まれ変わり)は早く、一般的に2~3年程度で色が薄くなっていきます。

色持ちには個人差があり、唇の乾燥状態や紫外線の影響、生活習慣などによっても変わってきます。定期的なメンテナンスが必要であることを理解しておきましょう。

リップアートメイクの施術の流れ

リップアートメイクの施術は、一般的に以下のような流れで行われます。当院でも同様の流れで丁寧に施術を進めていきます。

カウンセリング

まず最初に、医師や施術者とのカウンセリングを行います。希望するデザインや色味、仕上がりのイメージなどを詳しく相談します。この段階で不安や疑問点があれば、遠慮なく質問しましょう。

カウンセリングでは、あなたの唇の形や色、顔全体のバランスを考慮しながら、最適なデザインを提案します。また、施術の流れやアフターケアについても詳しく説明します。

デザイン決め

カウンセリング後、実際に鉛筆などで唇にデザインを描き、鏡で確認します。この段階で形や大きさの調整を行い、納得のいくデザインに決定します。

デザインが決まったら、麻酔クリームを塗布して施術に備えます。当院では歯科麻酔も使用するため、痛みを感じにくい状態で施術を受けることができます。

施術

麻酔が効いてきたら、専用の機器を使って唇に細かい穴を開け、色素を注入していきます。施術時間は、デザインの複雑さや範囲によって異なりますが、一般的に1.5時間から2時間程度です。

施術中は、痛みや不快感があれば遠慮なく伝えてください。必要に応じて追加の麻酔を行うこともできます。

アフターケア説明

施術後は、医師や施術者からアフターケアについての詳しい説明を受けます。施術後の注意点や、ダウンタイム中のケア方法、次回の施術予定などについて説明します。

施術直後は唇が赤く腫れていますが、これは通常の反応です。数日間は保湿ケアを徹底し、かさぶたが自然に剥がれ落ちるのを待ちましょう。

リップアートメイク施術後の経過と注意点

リップアートメイク施術後は、時間の経過とともに唇の状態が変化していきます。適切なケアを行うことで、きれいな仕上がりを維持することができます。

施術直後~3日目

施術直後は、唇が赤く腫れており、色も実際の仕上がりより濃く見えます。これは正常な反応ですので心配はいりません。この時期は特に保湿を徹底し、唇を清潔に保つことが大切です。

食事や飲み物を摂る際は、唇に直接触れないよう注意しましょう。また、熱いものや刺激の強い食べ物・飲み物は避けるのが良いでしょう。

施術4日目~7日目

この時期になると、唇の表面にかさぶたが形成され始めます。かさぶたは徐々に剥がれ落ちていきますが、絶対に自分で剥がさないでください。無理に剥がすと、色素が一緒に取れてしまい、色ムラの原因になります。

かさぶたが自然に剥がれ落ちるまでは、引き続き保湿ケアを続け、唇をこすったり、強く拭いたりしないよう注意しましょう。

施術1週間後~2週間後

かさぶたが完全に剥がれ落ちると、唇の色が一時的に薄く見えることがあります。これは正常な過程で、2週間程度で色が安定してきます。この時期は、紫外線対策を行い、唇の乾燥を防ぐことが大切です。

リップクリームなどで定期的に保湿を行い、唇の状態を良好に保ちましょう。

施術1ヶ月後

施術から1ヶ月程度経過すると、色が安定し、本来の仕上がりが見えてきます。この時点で色の濃さや形に不満がある場合は、次回の施術時に調整することができます。

通常、初回施術から1~2ヶ月後に2回目の施術を行い、色の定着を確実にします。2回目の施術後も同様のアフターケアが必要です。

リップアートメイクで失敗しないためのポイント

リップアートメイクは半永久的な施術のため、失敗しないための準備と知識が重要です。以下のポイントを押さえて、満足のいく結果を得ましょう。

クリニック選びでは値段より質を重視する

リップアートメイクは技術力が大きく結果を左右する施術です。単に安いクリニックを選ぶのではなく、施術者の技術力や実績、使用する色素の品質などをしっかりと確認しましょう。

医師や看護師が常駐している医療機関で施術を受けることで、安全性と質の高さを確保できます。当院では、歯科医師の監修のもと、安全で美しい仕上がりを追求しています。

デザインについて入念にすり合わせる

施術前のカウンセリングでは、希望するデザインや色味について、できるだけ具体的に伝えましょう。参考になる写真があれば持参すると良いでしょう。

また、実際に鉛筆などで描いたデザインを鏡で確認し、納得がいくまで調整を依頼してください。一度施術すると簡単に変更できないため、この段階での確認が非常に重要です。

オーバーリップをやりすぎない

唇を大きく見せたいという理由で、過度なオーバーリップデザインを希望する方がいますが、あまりにも自然な唇のラインから外れると不自然な印象になることがあります。

自然な範囲内でのオーバーリップを心がけ、顔全体のバランスを考慮したデザインを選びましょう。施術者のアドバイスを参考にして、最適なデザインを決定することをおすすめします。

クリニックからの指導に従いケアを行う

施術後のアフターケアは、仕上がりに大きく影響します。クリニックから指示されたケア方法を必ず守り、疑問点があればすぐに相談しましょう。

特に、かさぶたを剥がさないこと、保湿を徹底すること、紫外線対策を行うことは、きれいな仕上がりを得るために非常に重要です。

まとめ:リップアートメイクで叶える美しい唇

リップアートメイクは、唇の色や形の悩みを解決し、メイクの手間を大幅に減らすことができる画期的な施術です。ノーメイクでも血色の良い唇を保ち、飲食やマスク着用時の色落ちを気にする必要がなくなります。

ただし、半永久的な効果があるため、クリニック選びやデザイン決めは慎重に行う必要があります。また、施術後のダウンタイムやケアについても正しく理解し、適切に対応することが大切です。

当院「5DENTAL TOKYO GINZA」では、歯科麻酔を用いた痛みの少ないリップアートメイク施術を提供しています。豊富な経験と高い技術力を持つ医療スタッフが、あなたの理想の唇を実現するお手伝いをいたします。

唇の色や形でお悩みの方、メイクの時間を短縮したい方は、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。あなたに合った最適なリップアートメイクをご提案いたします。

美しい唇は、顔全体の印象を大きく変える重要なポイントです。リップアートメイクで、自信に満ちた笑顔と、より快適な毎日を手に入れましょう。詳しい情報や施術のご予約は、5DENTAL TOKYO GINZAまでお問い合わせください。

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著者情報

歯科医師・博士(歯学)  阿部 洋太郎

略歴

日本大学松戸歯学部を卒業後、歯科保存学入局
千葉県の歯科医院、都内の歯科医院にて勤務
松島歯科・新橋インプラントオフィスにて副院長およびインプラントオフィス所長を兼務
日本大学大学院松戸歯学研究科を卒業(インプラントと口腔粘膜病変の研究、コラーゲンとエラスチンの研究、カンジダと癌の研究)

所属学会・認定資格

日本口腔インプラント学会インプラント認証医
International Society of Oral Implantology 国際口腔インプラント学会認定医
日本歯科放射線学会
歯科エックス線優良医
日本顕微鏡歯科学会
日本歯科審美学会
日本大学松戸歯学部口腔病理学非常勤講師(口腔外科疾患と顕微鏡診断の指導)
厚生労働省指定臨床研修医指導資格
マウスピース矯正 Smile TRU認定
マウスピース矯正 インビザラインGO認定 “invisalign go 100”