歯肉整形は、余分な歯肉を切除することで歯の露出を増やし、見える歯肉の量を減らす治療法です。
この治療は特に、笑ったときに歯ぐきが多く見える「ガミースマイル」の改善に非常に効果的です。
しかし、「歯肉整形は後戻りするらしい」といった評判を耳にすることもあり、その結果、不安を感じている方も少なくありません。
後戻りとは、治療後に歯肉が元の位置に戻ってしまう現象のことを指します。
このような後戻りが起こると、せっかくの治療効果が失われてしまいます。
この記事では、歯肉整形における後戻りの可能性と、その防止方法について詳しく解説します。
丸の内帝劇デンタルクリニックでは、歯肉整形によるガミースマイルの改善を行っています。
歯肉整形をご検討中の方は、ぜひ丸の内帝劇デンタルクリニックへお問い合わせください。
歯肉整形とは
「歯肉整形(歯冠延長術・クラウンレングスニング)」は、歯肉や歯槽骨を一部切除して歯の露出を増やす治療法です。
審美的な理由だけでなく機能的な目的でも行われ、特にガミースマイル(笑ったときに歯ぐきが多く見える状態)の改善に非常に効果的です。
ガミースマイルの原因の一つは、歯肉が歯を過剰に覆っていることです。
これにより歯が短く見え、相対的に歯ぐきが目立ってしまいます。
歯肉整形では、余分な歯肉や一部の歯槽骨を切除することで、歯冠をより長く露出させることが可能になります。
これにより、歯と歯肉のバランスが整うことで歯ぐきの露出が抑えられ、ガミースマイルが改善され、口元の美しさを大幅に向上させることができます。
歯肉整形の治療の流れ
歯肉整形(歯冠延長術・クラウンレングスニング)では、まず口腔内写真やX線写真を撮影して、歯の形や大きさ、歯並びを詳細に確認します。
これらの情報をもとに、歯肉や骨の切除範囲を決定します。
必要に応じて、手術前に歯のクリーニングを行い、口腔内の衛生状態を最適化します。
治療は局所麻酔下で行われるため、患者様が手術中に痛みを感じることはほとんどありません。
歯肉や骨を迅速かつ正確に切除し、歯の露出部分を増やします。
歯肉整形後は、痛みや腫れが比較的少なく、手術の傷は3日から1週間ほどで回復し、見た目も自然になります。
歯肉整形は後戻りしやすい?
歯肉整形の効果は、通常長期間持続します。
しかし、術後3〜5年以上経過すると、歯肉が元の状態に戻ろうとする「後戻り」が起こる場合があります。
これは、歯肉が回復する過程で、元の形に戻ろうとする自然な現象です。
場合によっては、短期間で後戻りが見られることもあり、特に傷が治る過程で歯肉が再生される際に発生しやすいです。
このような後戻りを防ぐために、丸の内帝劇デンタルクリニックでは、手術の際にあらかじめ歯肉を少し多めに切除することで、回復後に最適な結果が得られるよう工夫しています。
歯肉整形後の後戻りを防ぐ方法
歯肉整形を受ける患者様の多くは、その効果を長期的に維持したいと考えるでしょう。
ここでは、歯肉整形後の後戻りを予防し、治療効果を持続させるための方法について詳しく解説します。
ラミネートベニア・セラミッククラウンを併用する
歯肉整形と合わせて、セラミッククラウンやラミネートベニアを行うことで後戻りを防ぐ効果が期待できます。
セラミッククラウンとは、歯にセラミック製の被せものをする治療法で、ラミネートベニアは歯の表面にセラミック製の薄いベニアを貼り付け、歯の色や形を改善する治療法です。
これらの治療を歯肉整形後に行うことにより、歯肉が後戻りするのを防ぐための「ストッパー」としての役割を果たします。
歯肉整形で理想的な形状に整えた歯の位置を、セラミッククラウンやラミネートベニアによって支持し、安定させることで、元の位置に戻ることを防ぐことができます。
適切な術後ケアを行う
歯肉整形後は、適切な術後ケアを行うことも大切です。
術後は傷の痛みや腫れが気になるため、ブラッシングを控えてしまう患者様が少なくありません。
術後の傷が気になる場合は、柔らかい歯ブラシを使用し、強い力を加えずに、軽いタッチでブラシを動かすようにしましょう。
適切なブラッシングは歯肉を引き締める効果があります。
健康な歯肉は血流が良く、自然な回復が促進されます。
これにより、術後の歯肉が安定し、治療効果の維持につながります。
歯肉整形とラミネートベニアを併用した症例
丸の内帝劇デンタルクリニックで、歯肉整形とラミネートベニアを併用した患者様の症例をご紹介します。
こちらの患者様は、笑ったときに歯ぐきが大きく見えてしまうガミースマイルの状態でした。
また、中央の前歯2本が大きく、周囲の歯が小さく見えるため、前歯が強調され、全体的に不均一な印象を与えていました。
そこで、当院ではガミースマイルと歯の形や大きさの改善のために、歯肉整形とラミネートベニアを行いました。
まず、歯肉整形で余分な歯肉を切除し、歯肉が見える範囲を縮小しました。
この処置によって、患者様が笑ったときでも歯ぐきが見えることがなくなりました。
さらに、歯肉のラインが整うことで、より均一で美しい印象を与えることができました。
次に、ラミネートベニアで、歯の形と色を改善し、小さく見えていた歯も大きく見えるように改善しました。
ラミネートベニアにより、前歯全体の形と大きさが揃い、色も美しく仕上がったため、口元の印象が大きく変化しました。
歯肉整形の後戻りを防ぐなら丸の内帝劇デンタルクリニックへ
歯肉整形は、ガミースマイルの改善に非常に効果的で、比較的長期間その効果が持続する治療法です。
しかし、歯肉が元の位置に戻ろうとする反応によって、後戻りが起こることもあります。
後戻りを防ぐためには、セルフケアに加え、セラミッククラウンやラミネートベニアを併用することがおすすめです。
これにより、後戻りを抑えながら審美性を向上させることが可能です。
丸の内帝劇デンタルクリニックでは、後戻りを考慮した長期間効果が持続する歯肉整形を行っています。
また、歯を削らない新しい方法のラミネートベニアの併用も可能です。
この治療により、歯の健康を守りながら歯肉整形後の後戻り防止や審美性の向上を図ることができます。
歯肉整形の後戻りが心配な方は、ぜひ丸の内帝劇デンタルクリニックへご相談ください。