ラミネートベニアは、自分の笑顔をより魅力的にする方法として多くの人に選ばれていますが、その素材やメンテナンス方法についての誤解も少なくありません。
特に、ラミネートベニアは虫歯になりやすいという懸念がありますが、これは本当なのでしょうか。
この記事では、ラミネートべニアは虫歯になりやすいのかについてや、ケア方法などを紹介します。
ラミネートべニアを検討している方は、症例数が多い丸の内帝劇デンタルクリニックまで、お気軽にお問い合わせください。
ラミネートベニアが虫歯になりやすいって本当?
ラミネートベニアとは、歯の表面に貼り付ける薄いセラミックのことです。
ラミネートベニアは素材自体がセラミックでできており、エナメル質とは異なるため、材質自体が虫歯になることはありません。
しかし、ラミネートベニアの裏側やその周辺の歯のケアが不十分だと歯肉炎、歯周病、口臭がひどくなるなどのリスクがあります。
日々のケアとしては、ベニアが被せられた歯だけでなく、全ての歯を丁寧に磨くことが大切です。
歯ブラシを小刻みにゆっくり優しく動かしましょう。
特に、ベニアの際や裏側に食べ物が挟まりやすいので、そこを重点的に磨くよう意識してください。
さらに、歯科医院で定期的にメンテナンスを受けることで、ラミネートベニアの寿命を伸ばし、常に健康な状態を維持できます。
ラミネートベニア自体は虫歯にはなりませんが、長持ちさせ健康な口内環境を保つためには、周囲の歯もしっかりとケアしましょう。
ラミネートベニアについて
歯の表面のエナメル質をわずか0.6ミリメートルから1.2ミリメートル削り、その上に色が調整された薄いセラミック製の板を貼り付けます。
これにより、歯の神経への影響を最小限に抑えつつ、歯の形状を整えたり、ホワイトニング効果を得たりすることが可能です。
さらに、昨今では「削らないラミネートベニア(NonPrepVeneer)方法」も存在します。
天然歯を全く削らずにセラミックのベニアを適用でき、歯にダメージを与えることがありません。
従来のラミネートベニアと削らないラミネートベニアの両方が存在するため、自分の要望や歯の状態に応じて最適な選択が可能です。
削らないラミネートベニアはどのような人に向いてるの?
削らないラミネートベニアは適応症が明確なため、治療前のカウンセリングを通じて自分の状態がこの治療法に適しているかどうかを確認することが重要です。
まず自分の歯の適性を確認してみましょう。
向いている | 向いていない |
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・黒ずんだ歯 ・黄ばんだ歯 ・茶色い歯 ・すきっ歯 ・ブラックトライアングル(前歯間の三角形の隙間) ・プラスチック治療で修復された歯 ・前歯が不揃い ・デコボコしている |
・出っ歯や重なっている歯 ・下の前歯(脱離のリスクがある) ・進行性の虫歯 ・歯肉炎 ・歯周病 ・歯の欠損が多いか咬み合わせが悪い ・即効性重視 |
ラミネートベニアの適正についてはこちらの記事でも詳しく解説しております。
丸の内帝劇デンタルクリニックの削らないラミネートベニア
丸の内帝劇デンタルクリニックでは、「削らないラミネートベニア」の治療を提供しています。
従来のラミネートベニアと異なり、歯の抜歯は必要ありません。
丸の内帝劇デンタルクリニックでは、e.maxベニアを使用して、患者様の歯の厚みや歯並びや見た目のバランスを整えています。
咬み合わせの微調整を除き、対合歯を削ることなく進めるため、麻酔が不要であり、治療中の不快感を大幅に軽減可能です。
取り外しも可能なため、もし虫歯になった場合でも適切な治療が行えます。
ラミネートベニアを検討中の方にとって、「削らないラミネートベニア」は、歯の健康を最大限に保ちつつ、求める美しさを手に入れる手軽で効果的な選択肢です。
症例写真
当院で行った削らないラミネートベニアの治療例をご紹介します。
【上前歯6本 ラミネートベニア】
術前の状態では、歯の色が全体的に均一でなく、色の濃淡が見られます。また、歯の形も自然な状態で、歯並びには多少のばらつきがあります。
上前歯6本にラミネートベニアを施した後、その変化は一目瞭然です。
歯の色が明るく均等になり、以前の色のムラは見られなくなりました。前歯のすきっ歯も改善され、均一で整った美しいものに生まれ変わりました。
【上前歯4本 ラミネートベニア】
術前の状態では、歯並びの状態がかなりの不規則です。歯と歯の間に大きな隙間があり、一部の前歯は他の歯より後ろに下がっているように見えました。
上前歯4本にラミネートベニアを施した後は、歯並びが大幅に改善されています。
前歯は綺麗に整列し、隙間もほとんど見られません。さらに、歯の色が白く均一になっており、以前の黄ばみは見られません。
このように歯が数本変化するだけで、印象がガラッと変わります。
ラミネートベニアの症例についてもっと知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
まとめ
この記事では、ラミネートベニアが虫歯になりやすいという一般的な誤解を解き明かし、適切なケア方法を紹介しました。
ラミネートベニアはセラミック製であり、材質自体は虫歯になりにくいですが、その裏側や周辺の歯のケアが不十分だと虫歯のリスクが増加します。
日常のお手入れと定期的な専門家によるチェックが、ラミネートベニアの美しさと機能を長持ちさせる秘訣です。
また、削らないラミネートベニアなどの新しい選択肢も登場しており、さまざまな状態の歯に対応可能です。
削らないラミネートベニアを検討している方は、ぜひ丸の内帝劇デンタルクリニックへお問い合わせください。
医師プロフィール
阿部 洋太郎
日本大学松戸歯学部を卒業後、歯科保存学入局
千葉県の歯科医院、都内の歯科医院にて勤務
松島歯科・新橋インプラントオフィスにて副院長およびインプラントオフィス所長を兼務
日本大学大学院松戸歯学研究科を卒業
(インプラントと口腔粘膜病変の研究、コラーゲンとエラスチンの研究、カンジダと癌の研究)
審美歯科、ラミネートベニアを専門的に行っており、日本各地や海外からのご来院にも対応している
詳しい経歴や医師の想いについては、医師の紹介ページをご覧ください。