予約ボタン

COLUMN

オーラルケア製品(知覚過敏)

知覚過敏に対するオーラルケア製品についてです。

歯科の専門書(2011年)に、知覚過敏に対するこれらのオーラルケア製品が挙げられていました。

知覚過敏に対する成分
①象牙細管封鎖剤
神経伝達の入り口である象牙細管を象牙質表面で封鎖し、刺激をシャットアウトする効果を期待します。
②知覚鈍麻剤
歯髄につながる神経の伝達をブロックし、知覚鈍麻の効果を期待します。

知覚過敏は歯の根元(歯と歯肉の境目)で、象牙質が露出している部分(歯肉退縮)で起こりやすいです(象牙質知覚過敏)。
歯周病による歯肉退縮と関連して発症することも多いと考えられます。
また、歯ぎしりや食いしばりなどの物理的なダメージや、歯肉を傷つけるような過剰なブラッシングによる歯肉退縮も知覚過敏の原因となりかねます。

そういったケースでは、同時に歯周病治療・予防や、咬み合せ治療や、歯ぎしり食いしばり防止処置を行い、根本的に治療した方が良い場合もあります。
もちろん対症療法として知覚過敏抑制剤は有効です。

歯列矯正治療やホワイトニングも知覚過敏症状が出やすい処置です。
歯科医師や歯科スタッフの指示に従い、適切に対処しましょう。

医師プロフィール

阿部 洋太郎

日本大学松戸歯学部を卒業後、歯科保存学入局
千葉県の歯科医院、都内の歯科医院にて勤務
松島歯科・新橋インプラントオフィスにて副院長およびインプラントオフィス所長を兼務
日本大学大学院松戸歯学研究科を卒業
(インプラントと口腔粘膜病変の研究、コラーゲンとエラスチンの研究、カンジダと癌の研究)

審美歯科、ラミネートベニアを専門的に行っており、日本各地や海外からのご来院にも対応している

詳しい経歴や医師の想いについては、医師の紹介ページをご覧ください。