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削らないラミネートベニアで失敗しないための選び方ガイド

削らないラミネートベニアとは?審美歯科治療の革新的選択肢

美しい歯並びや白い歯を手に入れたいと願う方は多いものです。しかし、「歯を削るのは抵抗がある」「健康な歯を傷つけたくない」という思いから、審美歯科治療に踏み切れない方も少なくありません。

そんな方におすすめしたいのが、削らないラミネートベニアです。この治療法は、天然歯を削ることなく、歯の表面に極薄のセラミック製シェルを接着することで、美しい歯を実現します。

従来のラミネートベニアでは、歯の表面を0.5〜1mm程度削る必要がありましたが、削らないラミネートベニアは、その名の通り歯を削らずに治療が可能です。短期間で完了し、痛みもなく、歯へのダメージを最小限に抑えられる革新的な治療法なのです。

当院では、「より低侵襲で体に優しい、健康を犠牲にしないような審美歯科」を理念に、削らないラミネートベニアを積極的に取り入れています。

削らないラミネートベニアの4つのメリット

削らないラミネートベニアは、従来の審美歯科治療と比較して、多くのメリットがあります。具体的にどのような利点があるのか、詳しく見ていきましょう。

1. 歯を削らないから痛みがなく安心

最大の特徴は、その名の通り歯を削る必要がないことです。健康な歯を傷つけることなく、美しい歯を手に入れられます。

歯を削らないため、麻酔注射も不要です。注射の痛みや切削時の不快感を感じることなく、リラックスした状態で治療を受けられます。歯科治療に恐怖心を持つ方でも、安心して臨むことができるでしょう。

2. 短期間で美しい歯が手に入る

削らないラミネートベニアは、通常2回の通院で完了します。初回に歯型を取り、次回来院時にはオーダーメイドのシェルをセットするだけです。

仮歯を装着する必要もないため、忙しい方や短期間で結果を出したい方に最適です。結婚式や就職活動などのイベントを控えている方にも、理想的な選択肢と言えるでしょう。

3. 元の状態に戻せる可逆性

削らないラミネートベニアの大きな利点として、元の状態に戻せる可能性が高いことが挙げられます。従来の治療法では、一度削った歯を元に戻すことはできませんでした。

しかし、削らないラミネートベニアであれば、シェルを専用の器具で除去すれば、ほぼ治療前と変わらない状態に戻すことが可能です。将来的に別の治療法を選択したい場合でも、選択肢が狭まることはありません。

4. 自然で美しい仕上がり

削らないラミネートベニアは、50種類以上の豊富な色調から選べるため、隣在歯に合わせた自然な色合いを再現できます。また、形や大きさもオーダーメイドで製作するため、理想的な口元を実現できるのです。

テトラサイクリン歯や神経のない失活歯など、ホワイトニングだけでは改善できない歯の色にも効果的です。自然な白さと透明感のある美しい歯を手に入れられます。

削らないラミネートベニアのデメリットと注意点

削らないラミネートベニアには多くのメリットがありますが、同時にいくつかのデメリットや注意点も存在します。治療を検討する際は、これらの点もしっかりと理解しておくことが大切です。

適応範囲が限られる

削らないラミネートベニアは、すべての方に適応できるわけではありません。特に上の前歯以外は基本的に適応外となります。

下の前歯は咬合力の影響で脱離や破折の可能性が高いため、推奨されていません。また、歯1本だけの治療にも不向きです。色の調整が難しいため、6本や8本を左右対称に治療し、周りの歯と調和させることで、より自然な見た目を実現できます。

歯並びが大きく乱れている場合や、出っ歯が強い場合なども、削らないラミネートベニアだけでは対応が難しいことがあります。そのような場合は、矯正治療との併用や、従来型のラミネートベニアが適している可能性があります。

破損や脱離のリスクがある

削らないラミネートベニアは、歯ぎしりや食いしばり、また硬い食べ物を噛んだ際に、割れたり外れたりする可能性があります。

近年は接着技術の向上により、ラミネートベニアの耐久性は大幅に改善されていますが、それでも歯への負担が大きい行為は、破損や脱離のリスクを高めます。歯ぎしりや食いしばりが心配な方は、就寝時にマウスピースを使用するなどの対策が必要です。

硬い食べ物を食べる際は、小さく切って奥歯で噛むなど、前歯に負担をかけない工夫も大切です。

わずかに厚みが出る

削らないラミネートベニアは、歯を削らない分、従来のラミネートベニアよりもわずかに厚みが出ます。通常、その厚みは0.05〜0.5mm程度で、コピー用紙やポストカード程度の薄さです。

多くの方は数日で慣れますが、もともと歯の厚みが気になる方は、少し違和感を感じる可能性があります。そのような場合は、歯科医師と相談の上、ミニマルプレップベニア(歯を少しだけ削るタイプ)を検討することも一つの選択肢です。

対応可能な歯科医院が限られている

削らないラミネートベニアは、高度な技術と経験が必要な治療法です。そのため、全国的に見ても対応可能な歯科医院は限られています。

当院では、削らないラミネートベニア治療に豊富な経験を持つ歯科医師が、丁寧なカウンセリングと治療を提供しています。東京だけでなく、全国や海外からも多くの患者様にご来院いただいております。

削らないラミネートベニアが向いている人の特徴

削らないラミネートベニアは、すべての方に適しているわけではありません。どのような方に向いている治療法なのか、具体的に見ていきましょう。

歯を削ることに抵抗がある人

健康な歯を削ることに抵抗を感じる方は、削らないラミネートベニアが最適です。エナメル質を温存したい、将来的に元の歯に戻せる可能性を残しておきたい、歯へのダメージを最小限に抑えたいと考える方に向いています。

歯科治療に対する不安や恐怖心が強い方にとっても、削らないラミネートベニアは心理的な負担を軽減できる治療法です。麻酔注射や切削音などの不快な経験をせずに、美しい歯を手に入れられます。

ホワイトニングだけでは理想の白さにならない人

ホワイトニングは、歯の表面の着色を除去する効果はありますが、歯の内部の変色や色素沈着が強い場合には限界があります。

特に、テトラサイクリン歯(抗生物質の影響で灰色や茶色に変色した歯)や、神経を取った失活歯、先天的に色素沈着が強い歯などは、ホワイトニングだけでは十分な効果が得られないことがあります。

削らないラミネートベニアなら、そのような歯でも理想的な白さを実現できます。歯の表面に薄いセラミックを貼ることで、内部の変色をカバーし、均一で美しい白い歯に仕上げることが可能です。

軽度の歯列不正を改善したい人

軽度のすきっ歯(歯間離開)や、わずかに捻転した歯、大きさのバランスが悪い歯(矮小歯)などは、削らないラミネートベニアで改善できることがあります。

矯正治療ほど時間がかからず、短期間で理想的な歯並びを実現できるのが大きなメリットです。ただし、歯並びの乱れが大きい場合は、矯正治療との併用や、他の治療法を検討する必要があります。

歯列矯正後の仕上げとして、歯の形や色を整えるために削らないラミネートベニアを選択される方も多くいらっしゃいます。

削らないラミネートベニアで失敗しないための選び方

削らないラミネートベニアで理想の結果を得るためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。失敗しないための選び方を詳しく解説します。

経験豊富な歯科医師を選ぶ

削らないラミネートベニアは、高度な技術と経験が必要な治療法です。特に接着技術や色調の選択、形態の設計など、細部にわたる専門知識が求められます。

治療を検討する際は、削らないラミネートベニアの症例数が豊富な歯科医師を選ぶことが重要です。過去の症例写真を確認し、自分の理想とする仕上がりに近い実績があるかどうかをチェックしましょう。

当院では、多くの削らないラミネートベニア症例を手がけてきた経験を活かし、患者様一人ひとりに最適な治療をご提案しています。

丁寧なカウンセリングと診断を重視する

削らないラミネートベニアが自分に適しているかどうかを見極めるためには、丁寧なカウンセリングと診断が欠かせません。

歯並びの状態、噛み合わせ、歯ぎしりの有無、歯の色や形など、多角的な観点から診断を行い、削らないラミネートベニアが最適な選択肢かどうかを判断する必要があります。

場合によっては、矯正治療や従来型のラミネートベニアなど、他の治療法を組み合わせることで、より良い結果が得られることもあります。患者様の希望をしっかりとヒアリングした上で、最適な治療計画を立てることが大切です。

素材と技工所の品質にこだわる

削らないラミネートベニアの仕上がりを左右する重要な要素として、使用する素材と技工所の品質が挙げられます。

高品質なセラミック素材を使用し、経験豊富な歯科技工士が製作したラミネートベニアは、自然な見た目と高い耐久性を兼ね備えています。

当院では、最高品質の素材と技術を用いて、患者様の理想に合わせたオーダーメイドのラミネートベニアを製作しています。色調や形態、透明感など、細部にわたるこだわりが、自然で美しい仕上がりを実現します。

アフターケアの充実した医院を選ぶ

削らないラミネートベニアは、適切なケアを行うことで長期間美しさを保つことができます。定期的なメンテナンスやクリーニング、必要に応じた調整など、アフターケアが充実した医院を選ぶことが重要です。

また、万が一のトラブル時にも迅速に対応してくれる医院であれば、安心して治療を受けられるでしょう。

当院では、治療後のアフターケアも含めた一貫したサポート体制を整えています。患者様が長期間にわたって美しい歯を維持できるよう、丁寧なフォローアップを行っています。

まとめ:健康な歯を守りながら美しい歯を手に入れる

削らないラミネートベニアは、健康な歯を削ることなく、短期間で美しい歯を手に入れられる革新的な治療法です。歯を削らないため痛みがなく、元の状態に戻せる可能性が高いという大きなメリットがあります。

ただし、すべての方に適しているわけではなく、適応範囲や注意点もあります。上の前歯が主な適応部位であり、歯ぎしりや硬い食べ物には注意が必要です。

削らないラミネートベニアで失敗しないためには、経験豊富な歯科医師を選び、丁寧なカウンセリングと診断を受けることが重要です。また、素材と技工所の品質にこだわり、アフターケアの充実した医院を選ぶことも大切なポイントです。

当院では、患者様一人ひとりのお悩みやご希望に合わせた最適な治療をご提案しています。削らないラミネートベニアについてご興味がある方は、ぜひ一度ご相談ください。健康を犠牲にすることなく、理想の美しい歯を手に入れるお手伝いをさせていただきます。

詳しい情報や症例写真は、5DENTAL TOKYO GINZAの公式サイトでもご覧いただけます。美しい歯で自信あふれる笑顔を手に入れましょう。

著者情報

歯科医師・博士(歯学)  阿部 洋太郎

略歴

日本大学松戸歯学部を卒業後、歯科保存学入局
千葉県の歯科医院、都内の歯科医院にて勤務
松島歯科・新橋インプラントオフィスにて副院長およびインプラントオフィス所長を兼務
日本大学大学院松戸歯学研究科を卒業(インプラントと口腔粘膜病変の研究、コラーゲンとエラスチンの研究、カンジダと癌の研究)

所属学会・認定資格

日本口腔インプラント学会インプラント認証医
International Society of Oral Implantology 国際口腔インプラント学会認定医
日本歯科放射線学会
歯科エックス線優良医
日本顕微鏡歯科学会
日本歯科審美学会
日本大学松戸歯学部口腔病理学非常勤講師(口腔外科疾患と顕微鏡診断の指導)
厚生労働省指定臨床研修医指導資格
マウスピース矯正 Smile TRU認定
マウスピース矯正 インビザラインGO認定 “invisalign go 100”