予約ボタン

blog

リップアートメイクの持続期間は何年?長持ちさせる秘訣

リップアートメイクとは?持続性のあるメイク技術

リップアートメイクは、唇の浅い部分(表皮)に専用の針や機械を使って色素を注入する施術です。通常のリップメイクとは異なり、汗や水で落ちることがなく、きれいなリップカラーや唇の形を長期間保つことができます。

唇は顔の中でも特に印象的なパーツ。血色がよくなることで顔全体が明るく若々しく見える効果があります。メイク時間の短縮だけでなく、「唇の血色がない」「すっぴんでもきれいな唇でいたい」「口紅やティントで唇が荒れやすい」という悩みを持つ方に特におすすめの施術なのです。

タトゥーと似ているようで大きく異なるのは、色素を入れる深さです。タトゥーは皮膚の深い層(真皮層)まで色素を注入するため半永久的に残りますが、アートメイクは表皮層に色を入れるため、肌のターンオーバーによって徐々に薄くなっていきます。

また、一般的なティントリップとも異なります。ティントリップは唇の角質を染めるコスメで、色持ちは1日程度。一方、リップアートメイクは数年ほど効果が持続するのが特徴です。

リップアートメイクの持続期間は平均2〜3年

リップアートメイクの持続期間は、一般的に2〜3年間です。個人差があり、代謝や肌質、ライフスタイルなどに影響を受けます。

唇は他の部位に比べて色素が定着しにくく、皮膚のターンオーバーも早いため、持続期間には個人差が出やすい部位です。新陳代謝が高い方は、通常よりも早く2年程度で薄くなってくるケースも珍しくありません。

持続期間を左右する大きな要因は施術回数です。1回目の施術だけでは色素が十分定着せず、2ヶ月程度で薄くなってきます。年単位で長持ちさせるには、2〜3回の施術を受けることが必須となります。

リップアートメイクの効果は、単に色を入れるだけではありません。唇の形を整えたり、唇を厚く見せたりすることも可能です。血色がよくなることで顔全体が明るく見え、若々しくフレッシュな印象を与えることができます。

また、マスクや食事で落ちることがなく、常にきれいな発色をキープできる点も大きなメリットです。朝のメイク時間を短縮できるだけでなく、メイク直しの手間も省けます。

リップアートメイクが薄くなる理由

リップアートメイクが時間の経過とともに薄くなるのには、いくつかの理由があります。まず第一に、肌のターンオーバー(新陳代謝)の影響です。

アートメイクの色素を入れる場所は表皮の一番深い「基底層」です。正常な肌の状態ならば、色素を入れた場所が押し上げられ、およそ4週間で浅い部分まで出てきて剥がれ落ちていくという仕組みになっています。

特に唇は他の部位と比べてターンオーバーが早く、色素が定着しにくい部位です。そのため、他の部位のアートメイク(眉やアイライン)と比較すると、リップアートメイクは持続期間が短くなる傾向にあります。

また、人の身体には体内に入ってきた異物を外に押し出そうとする性質があります。これを防御反応といいますが、肌も同じです。そのため初めて体内に入る色素も、異物と認識し通常より早く排出しようという力が働きます。

これが、特に1回目の施術後に色素が抜けやすい理由の一つです。1回目の施術では、最初の1週間で残るのは平均6割程度。個人差はありますが、なかには3割くらいしか残らない方もいます。

さらに、リップアートメイクの施術では、後で微調整ができるよう希望の仕上がりよりも1段階だけ「薄く、明るく、細く」減算して施術することが一般的です。そのため1回目は薄かった、消えやすかった、と感じる方も多いのです。

リップアートメイクを長持ちさせる4つの秘訣

リップアートメイクを2年後・3年後もきれいに色持ちさせるためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。以下の4つの秘訣を実践することで、より長く効果を楽しむことができます。

1. 施術後のアフターケアを入念に行う

リップアートメイク施術後の唇は、ダメージを受けている状態です。医師の指示に従って、正しいケアを行うことが大切です。

直後は唇を水で濡らしたり、触ったりするのは避けましょう。傷口から細菌が侵入して、炎症を引き起こす可能性があります。できる限り触らず、そっとしておくことが必要です。

飲食の場合は辛いものや熱すぎる・冷たすぎるもの、色が濃いものは1週間程度控えます。余計な刺激を与えないように、一定の期間は我慢しましょう。

どんなに注意していても、何らかのきっかけで炎症が起こる可能性は十分ありえます。少しでも違和感を覚えたら、すぐサロンや医師に相談しましょう。

2. 推奨回数の施術をきちんと受ける

リップアートメイクをきれいに保つには、サロンが推奨している回数の施術を受けることが大切です。推奨回数の施術を受けないと、持続期間が短くなりやすいです。

推奨回数は、唇の状態や希望の仕上がりによっても多少異なります。まずはカウンセリングを受けて、適した回数を知ることが大切です。

費用負担が気になるからといって、施術回数を減らすのは避けましょう。特に1回だけで施術を終了させるのは、おすすめしません。色素が十分定着せず、すぐに色落ちしたり形崩れを起こしたりするリスクがあります。

3. 実績豊富な担当者に施術を依頼する

リップアートメイクを長持ちさせるには、担当アーティスト選びも重要です。アートメイクの実績が豊富で、安心して任せられるアーティストを選択しましょう。

リップアートメイクの仕上がりは、アーティストの腕に左右されます。技術・経験不足な方に任せると、色素がすぐに抜けてしまうリスクがあるので避けるのが無難です。

実績豊富なアーティストは、これまでの経験から一人ひとりに合うデザインを提案する力があります。長く楽しめるデザインを作成するためにも、豊富な実績を持つ方に任せることが大切です。

4. 色素定着後も保湿を心がける

リップアートメイクのダウンタイムが過ぎても、こまめにリップクリームで保湿しましょう。唇が乾燥すると、ひび割れや皮むけが起こりやすくなります。

特に乾燥する季節や空調の効いた室内では、意識的に保湿ケアを行うことが大切です。保湿された健康的な唇は、アートメイクの色持ちも良くなります。

また、唇の日焼けにも注意が必要です。紫外線は色素を早く薄くする原因になりますので、UVカット効果のあるリップクリームを使用するのもおすすめです。

Young woman applies moisturizing balm to her lips

歯科医院でのリップアートメイクの特徴と利点

歯科医院でリップアートメイクを受けることには、いくつかの大きな利点があります。特に痛みの少ない施術が可能な点は、多くの方にとって大きなメリットです。

リップアートメイクは本来痛みをともないますが、歯科医院では口腔内麻酔を使用することができます。5DENTAL TOKYO GINZAでは、電動麻酔注入器を使用し、一定の圧力で麻酔液を注入することで麻酔時の痛みまでも最小限に抑えて施術いたします。

また、施術の際に多く使われている塗るタイプの麻酔では出血の予防ができませんが、歯科医院での口腔内麻酔には血管収縮剤が入っているため、施術による出血が少なく、色が定着しやすいといったメリットもあります。

さらに歯科医師は手術などの外科処置で使用するサージカルルーペ(拡大鏡)を装着して施術をするので、裸眼やメガネでは確認できない微細な部分まで精密にカバーすることが可能です。

歯並びやかみ合わせ、口唇の輪郭などの要素を加味した、「歯科医師だからこそできる」リップアートメイクを提供できるのも大きな特徴です。

また、リップアートメイクは、唇顎口蓋裂やケガなどで手術をした方が、傷跡をカバーして目立たなくするためにも需要の高い施術です。唇はお顔の中でも色が違う部分で、色が抜けていると目立ってしまいがちです。唇にコンプレックスをお持ちの方は、専門医に相談することをおすすめします。

リップアートメイクと審美歯科の相乗効果

リップアートメイクは単独でも効果的ですが、審美歯科治療と組み合わせることで、さらに魅力的な口元を実現することができます。

審美歯科治療で歯を美しく整えても、唇の色や形が整っていないと、口元全体の印象が今ひとつということもあります。逆に、リップアートメイクで唇を美しく彩っても、歯に問題があれば、笑顔の美しさは半減してしまいます。

5DENTAL TOKYO GINZAでは、歯と唇の両方からアプローチすることで、調和のとれた美しい口元を実現するトータルケアを提供しています。例えば、ホワイトニングやラミネートベニアなどの審美歯科治療と、リップアートメイクを組み合わせることで、より若々しく健康的な印象の口元を手に入れることができます。

また、歯科医師は口元の専門家として、顔の骨格や歯並び、かみ合わせなどを総合的に判断し、その方に最も似合うリップデザインを提案することができます。

さらに、リップアートメイクと「ヒアルロン酸注入による口唇の輪郭補正」のコンビネーション治療も効果的です。唇の形を整えながら、美しい色を長期間保つことができるため、より立体的で魅力的な口元を実現できます。

このように、歯科医院でのリップアートメイクは、単なる色付けにとどまらず、口元全体の美しさを追求する総合的なアプローチが可能です。

リップアートメイクが薄くなったらどうする?

リップアートメイクは時間の経過とともに徐々に薄くなっていきますが、その場合はどのように対処すればよいのでしょうか。

1. リタッチ(追加施術)を検討する

色が薄くなってきたと感じたら、リタッチ(追加施術)を検討しましょう。リタッチは通常、初回施術から1〜2年後に行うことが多いですが、個人差があるため、色の薄まり具合を見て判断するのがベストです。

リタッチは初回施術よりも短時間で済むことが多く、料金も初回よりリーズナブルな場合があります。また、この機会にデザインや色味を少し変更することも可能です。

2. 一時的にメイクでカバーする

リタッチまでの間は、通常のリップメイクで補うこともできます。アートメイクが薄くなっても、ベースの色があるため、少量のリップメイクでも十分な発色が期待できます。

ティントタイプのリップメイクを使うと、より長時間色持ちするため便利です。また、リップライナーで輪郭を整えてから、薄くリップカラーを重ねると、アートメイクが薄くなった部分も自然にカバーできます。

3. 新しいデザインへの変更を考える

リップアートメイクが大幅に薄くなった場合は、新しいデザインや色味への変更を検討するチャンスでもあります。最初のデザインが気に入っていなかった場合や、イメージチェンジをしたい場合には、新たなデザインで再施術することも可能です。

ただし、完全に色が消えていない場合は、前回の色味との兼ね合いを考慮する必要があります。カウンセリングで専門家に相談し、最適な方法を選びましょう。

まとめ:リップアートメイクで美しい唇を長く保つために

リップアートメイクは、持続性のあるメイク技術として、多くの方に選ばれています。その持続期間は一般的に1〜3年程度ですが、個人差があり、肌のターンオーバーや生活習慣によって変わってきます。

長持ちさせるためには、施術後のアフターケアを入念に行うこと、推奨回数の施術をきちんと受けること、実績豊富な担当者に施術を依頼すること、そして色素定着後も保湿を心がけることが大切です。

特に歯科医院でのリップアートメイクは、口腔内麻酔による痛みの軽減や、出血の抑制による色素の定着率向上など、多くのメリットがあります。また、審美歯科治療と組み合わせることで、口元全体の美しさを総合的に高めることができます。

リップアートメイクが薄くなってきた場合は、リタッチを検討したり、一時的にメイクでカバーしたり、新しいデザインへの変更を考えたりすることで対応できます。

美しい唇は、顔全体の印象を明るく若々しく見せる効果があります。リップアートメイクを上手に活用して、いつでも魅力的な口元を保ちましょう。

より詳しい情報や施術についてのご相談は、5DENTAL TOKYO GINZAにお気軽にお問い合わせください。専門医による丁寧なカウンセリングと、高品質な施術をご提供いたします。

歯科医師の視点から、あなたに最適なリップアートメイクをご提案いたします。美しい笑顔のために、ぜひ一度ご相談ください。

5DENTAL TOKYO GINZAの詳細はこちら

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: article-supervision_01-2.jpg

著者情報

歯科医師・博士(歯学)  阿部 洋太郎

略歴

日本大学松戸歯学部を卒業後、歯科保存学入局
千葉県の歯科医院、都内の歯科医院にて勤務
松島歯科・新橋インプラントオフィスにて副院長およびインプラントオフィス所長を兼務
日本大学大学院松戸歯学研究科を卒業(インプラントと口腔粘膜病変の研究、コラーゲンとエラスチンの研究、カンジダと癌の研究)

所属学会・認定資格

日本口腔インプラント学会インプラント認証医
International Society of Oral Implantology 国際口腔インプラント学会認定医
日本歯科放射線学会
歯科エックス線優良医
日本顕微鏡歯科学会
日本歯科審美学会
日本大学松戸歯学部口腔病理学非常勤講師(口腔外科疾患と顕微鏡診断の指導)
厚生労働省指定臨床研修医指導資格
マウスピース矯正 Smile TRU認定
マウスピース矯正 インビザラインGO認定 “invisalign go 100”