リップアートメイクとは?歯科医院で受けるメリット
唇の色や形は、顔全体の印象を大きく左右する重要なパーツです。「すっぴんだと唇の色が悪く見える」「リップメイクが長持ちしない」といったお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
そんな悩みを解決する施術として注目されているのが「リップアートメイク」です。唇に専用の針で色素を入れることで、メイクをしていなくても血色の良い唇を手に入れることができます。
リップアートメイクとは、唇の表皮層~真皮層(0.04~0.2mm程度の浅い部分)に専用の針で小さな傷をつけ、色素を注入していく美容施術です。この施術により、唇に自然な血色感を与え、メイクをしていないときでも魅力的な印象を作り出すことができます。
特に歯科医院で受けるリップアートメイクには、大きなメリットがあります。歯科医師は口腔内の専門家であり、麻酔技術にも長けているため、痛みを最小限に抑えた施術が可能なのです。
5DENTAL TOKYO GINZAでは、歯科麻酔を用いた痛みの少ないリップアートメイクを提供しています。きれいな発色と長持ちする仕上がりが特徴です。

リップアートメイクの種類と効果
リップアートメイクには、デザインによっていくつかの種類があります。それぞれの特徴と効果について詳しく見ていきましょう。
フルリップ
フルリップは、リップラインを含めた唇全体に同じ色を入れるデザインです。唇の色ムラが気になる方や、唇全体にボリューム感を出したい方におすすめです。
唇の輪郭もしっかりと色を入れるため、はっきりとした印象的な唇に仕上がります。すっぴんでも口紅をつけたような自然な血色感を演出できるのが大きな魅力です。
リップライン
リップラインは、唇の輪郭のみに色を入れる方法です。輪郭のくすみが気になる方や、唇の形にコンプレックスがある方に適しています。
ただし、輪郭のみにアートメイクを入れると、ノーメイク時に不自然に見える可能性があります。そのため、アートメイクをしていない部分はリップメイクをするか、フルリップやグラデーションリップでアートメイクを入れるのがおすすめです。
グラデーションリップ
グラデーションリップは、リップラインの施術に加えて、外側から内側に向けて唇の色が徐々に薄くなるように色を入れるデザインです。ふんわりとした優しい印象に仕上がります。
唇に立体感を出したい方や、ぽてっとした可愛らしい唇になりたい方におすすめです。若々しい印象を与えることができるデザインとして人気があります。
リップアートメイクを受けることで、メイクの時間短縮はもちろん、マスクにリップカラーが付くことも、飲食後の塗り直しも不要になります。忙しい現代女性にとって、大きなメリットといえるでしょう。
リップアートメイクの持続期間と費用
リップアートメイクの効果はどのくらい持続するのでしょうか?また、費用はどのくらいかかるのでしょうか?
持続期間
リップアートメイクは、一般的に2〜4年程度効果が持続します。ただし、個人差があり、唇は特に色が抜けやすい部位のため、他のアートメイク(眉やアイライン)に比べると持続期間が短い傾向にあります。
これは、唇の皮膚が薄く、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)が早いことや、飲食や唇の動きによる摩擦が多いことが関係しています。
色持ちを良くするためには、施術後のアフターケアが重要です。また、多くの場合、2〜3回に分けて施術を行うことで、より自然で長持ちする仕上がりになります。
費用相場
リップアートメイクの費用相場は、一般的に80,000円~120,000円前後です。アートメイクの中では比較的高額な部類に入りますが、クリニックによって料金設定は異なります。
施術を担当するアーティストのランクによって指名料がかかる場合もあります。また、初回限定価格やモニター価格などを設定しているクリニックもあるので、事前に確認するとよいでしょう。
長期的に見れば、毎日のリップメイクにかかる時間や、リップメイク製品の購入費用を考えると、コストパフォーマンスは決して悪くないといえます。
どうですか?リップアートメイクに興味が湧いてきましたか?
リップアートメイクのメリット
リップアートメイクには、多くのメリットがあります。ここでは、主な6つのメリットについて詳しく解説します。
1. 唇の色味を改善できる
リップアートメイクでは、ご自身の肌の色に合ったカラーを選択できるため、唇の血色が良くない方も綺麗な色味に改善することができます。血色の良いカラーを入れることで、若々しく健康的な印象になります。
くすみがちな唇や、元々色素の薄い唇も、自然な血色感のある唇に変えることができるのです。
2. 唇を好きな形に調整できる
唇の形が生まれつき左右非対称な方や、唇が薄いなどのお悩みをお持ちの方も、染料の入れ方やリップラインを少しオーバー気味に入れたりすることで、唇を好きな形に近づけることができます。
また、口角が上がったように見えるようデザインすることで、顔が全体的にリフトアップして見えるなどの効果も期待できます。
3. 色落ちしない
リップアートメイクは皮膚の下の表皮に染料を入れるため、メイクを落とす必要がなく、汗をかいたり顔が濡れても色落ちしません。飲食をした際に塗り直す必要がなく、マスクにリップの色がつかないなどのメリットがあります。
特に、飲み物を飲むたびに口紅が付いてしまう悩みや、食事のたびに口紅が落ちてしまう悩みを持つ方には、大きなメリットといえるでしょう。
4. メイクの手間や時間を省ける
色素が定着すると色味を3~4年程度保つことができるため、これまでリップのメイクにかけていた手間や時間を大幅に省くことができます。
朝の忙しい時間帯でのメイク時間短縮や、外出先でのメイク直しの手間が省けるのは、現代の忙しい女性にとって大きなメリットです。
5. 安全性が高い
特に歯科医院で行うリップアートメイクは、歯科麻酔を使用するため痛みが少なく、衛生管理も徹底されています。医療機関で行われる施術なので、安全性も高いといえるでしょう。
また、万が一施術後に腫れが長引いたり炎症が起きたりした場合でも、医療機関内で適切な処置を受けることができます。
6. 自然な仕上がり
プロによる施術なので、不自然に見えることなく、自然な血色感のある唇に仕上がります。メイクをしているように見えるのではなく、「生まれつき血色の良い唇」という印象を与えることができます。
すっぴんでも自信を持てる唇になるため、精神的な安心感も得られるでしょう。

リップアートメイクの注意点とデメリット
リップアートメイクには多くのメリットがある一方で、いくつかの注意点やデメリットも存在します。施術を検討する前に、これらをしっかりと理解しておきましょう。
1. 一度入れるとデザインや色味の変更が難しい
リップアートメイクは、一度施術すると簡単に色やデザインを変更することができません。色素が定着した後で「やっぱり違う色にしたい」と思っても、すぐには変更できないのです。
そのため、施術前のカウンセリングでは、希望するデザインや色味について十分に相談し、納得のいく選択をすることが重要です。
2. ダウンタイムがある
施術後は、腫れや痛み、皮むけなどのダウンタイムが発生します。個人差はありますが、一般的に1週間程度は腫れや痛みが続くことがあります。
また、唇の薄い皮が剥がれてくることもありますが、色の定着を妨げてしまうため無理に剥がさないようにしましょう。施術後は、洗顔や熱いもの・辛いものを食べるのは避けるなど、アフターケアが必要です。
3. 他の部位より痛みや腫れが出やすい
唇は神経が多く敏感な部位のため、他のアートメイク(眉やアイライン)に比べて痛みや腫れが出やすい傾向があります。ただし、歯科医院で受ける場合は、歯科麻酔を使用するため痛みを最小限に抑えることができます。
それでも施術後の腫れは避けられないため、重要な予定がある前には施術を避けるなどの配慮が必要です。
4. 数回クリニックに通う必要がある
リップアートメイクは、一度の施術で完成するものではありません。より自然な仕上がりと色持ちを良くするために、2〜3回を施術を行うことが一般的です。
そのため、完成までに数回クリニックに通う必要があります。時間的な余裕を持って計画することが大切です。
5. 半永久的に効果が持続するわけではない
「半永久的」という言葉からイメージされるほど長く効果が持続するわけではありません。唇は特に色が抜けやすい部位のため、2〜3年程度で徐々に色が薄くなっていきます。
効果を維持したい場合は、定期的なメンテナンスが必要になることを理解しておきましょう。
リップアートメイクの施術の流れ
リップアートメイクの施術は、どのような流れで行われるのでしょうか。5DENTAL TOKYO GINZAでの一般的な施術の流れをご紹介します。
1. カウンセリング
まずは、希望するデザインや色味について詳しくカウンセリングを行います。唇の現在の状態や、どのような仕上がりを希望するかをしっかりと伝えましょう。
この段階で、施術のリスクや注意点についても説明を受けます。不安なことや疑問点があれば、遠慮なく質問することが大切です。
2. デザイン決め
カウンセリング内容をもとに、唇の形や色味のデザインを決めていきます。リップラインをどこまで入れるか、全体の色味をどうするかなど、細かい部分まで相談しながら決定します。
この時点で、リップペンシルなどを使って実際のデザインをシミュレーションすることもあります。納得のいくデザインになるまで、しっかり相談しましょう。
3. 麻酔
5DENTAL TOKYO GINZAでは、歯科麻酔を使用して痛みを最小限に抑えます。歯科医院ならではの痛みの少ない施術が可能です。
麻酔が効いてきたら、いよいよ施術開始です。
4. 施術
専用の機器を使って、唇に色素を注入していきます。デザインに沿って丁寧に施術が行われます。施術時間は、デザインの複雑さにもよりますが、一般的に1〜2時間程度です。
麻酔が効いているため、痛みはほとんど感じませんが、振動や圧迫感を感じることがあります。
5. アフターケア説明
施術後は、医師からアフターケアについての説明を受けます。施術直後は唇が赤く腫れていることが多いですが、これは正常な反応です。
施術後1週間程度は、以下のような点に注意する必要があります:
- 唇を触ったり、こすったりしない
- 熱いもの、辛いものの摂取を避ける
- アルコールの摂取を控える
- 唇の皮がむけてきても、無理に剥がさない
- 処方された軟膏などを指示通りに使用する
6. 経過観察・追加施術
初回の施術から3〜4週間以上後に、経過観察と必要に応じて追加施術を行います。色の定着具合を確認し、必要な部分に追加で色を入れていきます。
リップアートメイクは、通常2〜3回の施術で完成します。各施術の間隔は、唇の回復状態によって異なりますが、一般的に1ヶ月程度空けることが多いです。

リップアートメイクで失敗しないためのポイント
リップアートメイクは半永久的な施術のため、失敗すると修正が難しい場合があります。後悔しないためのポイントをご紹介します。
1. クリニック選びでは値段より質を重視する
リップアートメイクは、施術者の技術や使用する色素の質によって仕上がりが大きく左右されます。単に安いからという理由でクリニックを選ぶのではなく、実績や症例写真、口コミなどをしっかりと確認しましょう。
特に医療機関で受けることで、万が一のトラブル時にも適切な対応が期待できます。5DENTAL TOKYO GINZAのような歯科医院では、口腔内の専門知識と麻酔技術を活かした安全な施術が可能です。
2. デザインについて入念にすり合わせる
施術前のカウンセリングでは、希望するデザインや色味について細かく伝えることが重要です。「自然な感じ」「赤みを抑えた色」など、イメージだけでなく、具体的な希望を伝えましょう。
可能であれば、理想とする唇の写真や、普段使用しているリップの色見本などを持参するとよいでしょう。
3. オーバーリップをやりすぎない
唇を大きく見せたいからといって、過度にオーバーリップ(唇の輪郭を超えて色を入れること)を希望すると、不自然な仕上がりになる可能性があります。
自然な範囲内でのデザインを心がけ、専門家のアドバイスを参考にしましょう。
4. クリニックからの指導に従いケアを行う
施術後のアフターケアは、仕上がりの美しさと持続性に大きく影響します。クリニックからの指導に従って、適切なケアを行いましょう。
特に施術後1週間程度は、唇に負担をかけないよう注意が必要です。
これらのポイントを押さえることで、リップアートメイクの失敗リスクを大幅に減らすことができます。納得のいく仕上がりを得るためにも、事前の準備と情報収集を怠らないようにしましょう。
まとめ:リップアートメイクで叶える理想の唇
リップアートメイクは、メイクをしていなくても血色の良い唇を手に入れることができる画期的な施術です。毎日のメイク時間の短縮や、マスクへの色移りの心配がなくなるなど、現代の忙しい生活に合ったメリットがたくさんあります。
特に歯科医院で受けるリップアートメイクは、歯科麻酔を用いることで痛みを最小限に抑えられるという大きなメリットがあります。5DENTAL TOKYO GINZAでは、歯科医師の専門知識と技術を活かした安全で美しい仕上がりのリップアートメイクを提供しています。
ただし、リップアートメイクには一度施術すると簡単に変更できないというデメリットもあります。施術を検討する際は、信頼できるクリニックでしっかりとカウンセリングを受け、自分の希望するデザインや色味について十分に相談することが大切です。
また、施術後のアフターケアも仕上がりに大きく影響します。クリニックからの指導に従って適切なケアを行いましょう。
リップアートメイクで理想の唇を手に入れて、メイクの手間を減らしながら、いつでも自信を持てる表情を手に入れませんか?
詳しい情報や施術についてのご相談は、5DENTAL TOKYO GINZAまでお気軽にお問い合わせください。経験豊富な専門医が、あなたの理想の唇を実現するお手伝いをいたします。

著者情報
歯科医師・博士(歯学) 阿部 洋太郎
略歴
日本大学松戸歯学部を卒業後、歯科保存学入局
千葉県の歯科医院、都内の歯科医院にて勤務
松島歯科・新橋インプラントオフィスにて副院長およびインプラントオフィス所長を兼務
日本大学大学院松戸歯学研究科を卒業(インプラントと口腔粘膜病変の研究、コラーゲンとエラスチンの研究、カンジダと癌の研究)
所属学会・認定資格
日本口腔インプラント学会インプラント認証医
International Society of Oral Implantology 国際口腔インプラント学会認定医
日本歯科放射線学会
歯科エックス線優良医
日本顕微鏡歯科学会
日本歯科審美学会
日本大学松戸歯学部口腔病理学非常勤講師(口腔外科疾患と顕微鏡診断の指導)
厚生労働省指定臨床研修医指導資格
マウスピース矯正 Smile TRU認定
マウスピース矯正 インビザラインGO認定 “invisalign go 100”